【自分らしく歩む】B型事業所に通いながら挑戦できるおすすめ資格7選!無理のない勉強法と費用まで徹底解説

日々の通所には少し慣れてきたけれど、この先の将来はどうしよう……

何か資格をとってステップアップしたいけれど、体調の波もあるし、自分にできるかな……

就労継続支援B型事業所(以下B型事業所)に通う中で、ふとそんな焦りや不安を感じることはありませんか?

資格の勉強と聞くと、「難しそう」「途中で体調を崩したらどうしよう」と敷居が高く感じられるかもしれません。

ですが、焦る必要はまったくありません。

資格は誰かと競い合うためのものではなく、あなたの毎日をちょっと便利にしたり心に余裕を持たせたり将来の夢へ一歩近づくための「優しいお守り」です。

この記事では、B型事業所に通いながら無理なく目指せるおすすめの資格7選をご紹介します。
また、体調の波に寄り添う学習術、気になる受検費用や試験での配慮制度、そして資格取得がA型事業所や一般就労へのステップアップにどう活きるのかまで、分かりやすく解説します。
「自分にもできるかも」と思えるきっかけを、ぜひ一緒に見つけていきましょう。

🌳 毎日が楽しくなる!資格を取得する4つのメリット

「B型事業所に通いながら資格をとる意味はあるのかな?」と感じることもあるかもしれません。

実は、資格取得には単に「知識が身につく」以上の、日々の暮らしや心をパッと明るくしてくれる素敵なメリットがたくさんあります。

🌱「得意なこと」や「やりたいこと」が明確になり、毎日の作業に前向きなやりがいが生まれる


日々事業所に通って決められた作業に取り組む中で、「自分にはどんなことが合っているんだろう?」と考えることはありませんか?

資格の勉強をしてみると、今まで気づかなかった「あ、自分はこういう整理をするのが好きかも」「文字を入力するのが意外と得意だな」といった自分の強みや好き・嫌いが少しずつ見えてきます。

自分の「得意」が分かると、いつもの作業の取り組み方や見え方が変わり、日々の通所の中に新しい発見と前向きなやりがいが生まれます。



🧨 「目標を達成できた!」という体験が、大きな心のお守り(自己肯定感)になる


障害や体調の波と付き合いながら暮らしていると、どうしても「自分は周りよりできないことが多いんじゃないか」と、自分に対して厳しくなってしまうことがあります。

そんなとき、「自分で目標を決め、コツコツ勉強して合格できた」という経験は、何物にも代えがたい心の支えになります

資格という目に見える形での結果を得ることで、「自分のペースでも、やればできるんだ」という自己肯定感が芽生えます

この成功体験は、これから先、新しいことに挑戦するときの強い味方になってくれます。



🚀 将来のステップアップ(A型事業所や一般就労)への道がグッと広がる


将来的に「もう少し作業時間を増やしてA型事業所に移りたい」「障害者雇用などで一般企業で働いてみたい」と考えたとき、資格はあなたの「得意なこと」や「働く意欲」を周りに伝える客観的な証拠になります。

履歴書に書けるのはもちろん、面接の際にも「体調を管理しながら、自分で計画を立てて合格することができました」と具体的なエピソードとして話すことができます。

自分の強みを言葉で伝えるのが苦手な方にとっても、資格はあなたの努力を代わりに証明してくれる心強い味方です。



🌄 生活リズムが自然と整い、日常の体調管理(セルフケア)につながる


体調の波がある中で生活リズムを整えるのはなかなか大変なことですが、「朝の10分だけテキストを開く」「事業所に通った後に5分だけ動画を見る」といった小さな習慣ができると、日々の暮らしに心地よいメリハリが生まれます

無理のない範囲で勉強時間を生活に組み込むことで、睡眠や活動のペースが安定しやすくなり、結果として日頃の体調管理にも良い効果をもたらしてくれます。


資格に挑戦することは、未来の就職活動だけでなく、今のあなたの毎日や心をより豊かなものにしてくれます。

次のセクションでは、実際にB型事業所に通いながら目指しやすい「おすすめの資格7選」をタイプ別にご紹介します。

自分にぴったりの資格があるか、ぜひ探してみてください。

📝 【タイプ別】B型事業所に通いながら目指せるおすすめ資格7選

ここからは、B型事業所に通っている方やステップアップを目指す方におすすめの資格を種類別にご紹介します。

ご自身の得意なことや、興味のある分野から探してみてくださいね。

①【IT・パソコン系】 PC作業をスムーズにしたい・在宅ワークや事務を目指す人向け

日本情報処理検定(日情検)ワープロ検定
どんな資格?
パソコンでの文字入力(タイピング)の速さや正確さ、ビジネス文書を正しく作れるかを測る検定です。
おすすめの理由とメリット
4級や3級など、初心者向けの級から細かく段階が分かれているのが最大の特徴です。
「まずはタイピングから」と、自分のレベルに合わせて無理なくスタートできます
合格を重ねることで、事業所でのデータ入力や文書作成がスピードアップし、入力ミスも減っていきます。

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
どんな資格?
Word(文章作成)やExcel(表計算)など、世界中で使われているOfficeソフトの操作スキルを証明する知名度の高い資格です。
おすすめの理由とメリット
企業からの信頼が非常に高く、「パソコンの基本操作がしっかりできる人」という証明になります。
表計算でのデータ整理や見やすい資料作りができるようになり、事業所でのパソコン作業の幅が広がります。
また、A型事業所や一般企業の事務職に応募する際の強力な武器になります。
「Word一般レベル」など、得意な1科目から個別に受験可能です。

ITパスポート
どんな資格?
IT(情報技術)に関する基本的な知識や、ビジネスの仕組みを幅広く学べる国家資格です。
おすすめの理由とメリット
パソコンの操作手順だけでなく、「インターネットを安全に使うルール(セキュリティ)」や「ITを使った仕事の流れ」が身につきます。
Web制作や画像編集などを扱っている事業所に通っている方や、将来IT業界・在宅ワークで活躍したい方の「最初の基礎固め」として最適です。

②【ビジネス・マナー・専門系】 接客や事務補助、お店で働いてみたい人向け

秘書検定(3級・2級)
どんな資格?
正しい敬語の使い方、電話対応、身だしなみや挨拶の立ち居振る舞いなど、社会人としてのマナーを学ぶ検定です。
おすすめの理由とメリット
「秘書」という名前ですが、実際にはあらゆる職場で役立つ基本マナーが身につきます。
挨拶の仕方や上手に質問・報告をするコツが分かるため、事業所の職員さんや他の利用者さんとのコミュニケーションも円滑になります。
将来どんな職場で働くことになっても「丁寧で気持ちよく一緒に働ける人」として高く評価されます

登録販売者
どんな資格?
ドラッグストアや薬局などで、かぜ薬や鎮痛剤などの一般用医薬品(第2類・第3類)を販売できる専門資格です。
おすすめの理由とメリット
実務経験がなくても受験できる専門資格として人気があります。
お薬の成分や体への働きについて学べるため、知識がつくだけでなく自分の健康管理にも役立ちます。
資格を取得することで、ドラッグストアやスーパーの医薬品コーナー、レジ・品出しスタッフなど、将来の就職先の選択肢が大きく広がります

③【クリエイティブ・デザイン系】 作業の質を高めたい・表現力を活かしたい人向け

色彩検定(3級・2級)
どんな資格?
色の基本的なルールや、相性の良い色の組み合わせ方(配色)についての知識を学ぶ検定です。
おすすめの理由とメリット
Webデザイン、チラシ制作、ハンドメイド作品の制作をしている方におすすめです。
また、デザインだけでなく、店舗での商品の並べ方(陳列)や、商品の梱包・ラッピング作業でも「見た目をきれいに整えるセンス」として直接活かすことができます。

④【体調管理・自己理解系】 長く安定して働き続けるための基盤作り

メンタルヘルス・マネジメント検定(Ⅲ種:セルフケアコース)
どんな資格?
働く人が自分のストレス状態に早めに気づき、適切に対処するための知識(セルフケア)を学ぶ検定です。
おすすめの理由とメリット
「どんな時に自分がストレスを感じやすいか」「疲れが溜まった時にどうやって心を休めるか」という具体的な対処法が分かります。
自分を大切にする技術が身につくと、事業所への通所がより安定します。
また、面接でも「自分の障がい特性や体調の波を把握し、セルフケアができます」と自信を持って伝えられる強みになります。

気になる資格や、「やってみたい」と思える分野は見つかりましたか?

これらの資格を取得することは、単に知識がつく以上の大きなメリットがあります。

次の章では、資格取得によって広がるA型事業所や一般就労への具体的なステップアップについて解説します!


💭 夢をカタチに!資格取得で広がるA型事業所や一般就労へのステップ


B型事業所から次のステップに進みたいけれど、自分にできるのかな……

このような不安を感じることはありませんか?

実は、採用担当者や就労支援員が選考時に一番見ているのは、単に「資格の難易度や名前」ではありません。

「資格を取得する過程で、自分の障害や体調の波とどう向き合い、どんな工夫をして達成したか」というプロセスの部分です。

資格を持つことで、具体的にどのようにA型事業所や一般就労(障害者雇用など)への扉が開いていくのか、詳しく解説します。

① 面接で「自己管理能力(セルフケア)」をアピールできる
障害者雇用やA型事業所の採用において、企業が最も気にするのは「無理なく安定して通い続けられるか」という点です。
どれほどスキルがあっても、体調を崩して休みがちになってしまうと、企業側も仕事を任せづらくなってしまうためです。

資格取得のプロセスは、あなたが「自分の体調を把握し、コントロールできる人である」という最高の証明になります。

具体例(面接での発言イメージ)
「精神的な波があるため、調子が良い日は1日30分、体調が優れない日は5分だけテキストを開くなど、無理のないスケジュールを組んで勉強を続けました。
その結果、計画通りに半年でMOS検定に合格できました。
入社後も自分の調子を客観的に観察し、周囲に相談しながら安定して業務に取り組みます。」

このように話すことができれば、面接官は「この人なら自分の限界や波を分かっていて、自己管理ができるんだな」と大きな安心感を抱きます。

② 「得意な作業」が客観的に証明され、選考や見学で有利になる
言葉で「パソコンが得意です」「丁寧な作業が得意です」と伝えるだけでは、相手にどの程度のスキルがあるのか伝わりにくい場合があります。

資格という「目に見える形」にしておくことで、応募書類の段階からあなたの得意分野がダイレクトに伝わります

✔ A型事業所の場合
「ワープロ検定3級」や「MOS」を持っていると、事業所側も「この人にはPCでのデータ入力作業や文書作成を任せよう」と具体的な作業イメージを持ちやすくなります。
見学や体験利用の際にも、希望の作業班に入りやすくなります。

✔ 一般就労(障害者雇用)の場合
事務職や軽作業職の募集において、無資格の方よりも「MOSを持っている」「秘書検定でマナーを学んでいる」応募者の方が、即戦力として採用選考で一歩リードできます。

③ B型事業所内での「実績」が作れ、推薦やステップアップがスムーズになる
資格の勉強を始めると、その知識が今のB型事業所での日常作業にもすぐに活きてきます。

例えば、ワープロ検定の勉強をすることでタイピングが速くなったり、秘書検定の勉強で支援員への「報告・連絡・相談」がスムーズになったりします。

事業所の支援員から「〇〇さんはPC作業の正確性が上がったね」「丁寧なコミュニケーションができるようになった」と評価されるようになると、事業所内での役割が広がり、「ステップアップへの準備が整った」と判断されやすくなります。

支援員からA型事業所や定着支援機関へ強く推薦してもらえるきっかけにもなります。

④ 自分に合った「配慮の求め方(ヘルプの出し方)」が身につく
資格の勉強を進める中で、一人では解けない問題が出てきたり、スケジュール通りに進まなくて焦ったりすることがあります。
その際に「事業所の支援員に質問する」「体調が悪いことを伝えて勉強時間を調整する」という経験を重ねることができます。
これは、就職した後に最も必要となる「困った時に周りに助けを求める技術(受援力)」の練習そのものです。

「こういう状況の時は、周りにどう相談すれば良いか」
「自分がパニックになりそうな時は、どう伝えると配慮してもらえるか」
勉強を通じて自分の苦手な場面や対処法を知っておくことで、就職後も職場の人に「こういう配慮をしていただけると助かります」と具体的に伝えられるようになり、結果として「入社後に長く安心して働き続ける力」へと繋がります。

資格取得に向けた努力のプロセスそのものが、将来のあなたを助ける大きな強みになります。

「自分も挑戦してステップアップしてみたい!」と思えたら、次に気になるのは勉強の続け方ですね。

次の章では、体調に波があっても無理なく学習を継続するための工夫や体験談をご紹介します。

📒 体調の波があっても大丈夫!無理なく学習を続ける工夫と体験談

資格の勉強を始めるときに何よりも大切なのは、「自分の体調や生活ペースを一番に考えること」です。

日によって体調や気分の波がある場合、「毎日同じように勉強することが難しい」のは当たり前のことなので、決して自分を責めないでくださいね。

ここでは、体調の波に寄り添いながら学習を長く続けるための工夫と、実際に資格取得にチャレンジした先輩方の声をご紹介します。

① 「調子が良い日」と「悪い日」のメニューを分けておく
あらかじめ2パターンの勉強法を用意しておくと安心です。

例えば、体調が良い日は「テキストを読んで問題を解く(30分)」、調子が優れない日は「動画を横になって眺めるだけ・スマホアプリでクイズ感覚で5問だけ解く(5分)」など、体調に合わせて切り替えられるようにしておきましょう。

② 「ゼロの日」を作っても自分を責めない
体調がどうしても悪い日は、思い切って勉強を休むことも立派な「体調管理」です。
「休む=サボり」ではなく、「明日また元気で過ごすための充電」と捉えましょう。

完全に勉強を辞めてしまわなければ、数日休んだとしても失敗ではありません。

③ 通っている事業所のサポートを活用する
一人で抱え込まず、事業所の支援員に「資格の勉強を始めたい」と相談してみましょう
作業時間の合間に勉強の時間を設けてくれたり、分からない箇所を教えてくれたり、勉強計画を一緒に考えてくれたりすることがあります。

周りの人を頼ることが、長続きの最大のコツです。

【体験談①】「1日10分の動画学習からスタート」
精神障害を抱えているAさん

最初は『途中で体調を崩したらどうしよう』と不安でした。
そこで支援員さんと相談して、調子が良い日にスマホ動画を10分だけ見ることから始めました。
体調が悪い日は無理せずお休みし、半年かけて日情検ワープロ検定に合格できました!『自分のペースでいいんだ』と思えたことが一番の収穫です。


【体験談②】「事業所の作業時間を使って無理なく取得」
発達障害を抱えているBさん

自宅だと集中が続かないタイプなので、事業所の『資格取得プログラム』を利用しました。
通所中の1時間を勉強にあて、分からないところはすぐにスタッフさんに聞ける環境があったので安心でした。
MOS(Word)に合格できたことで、今では事業所内のデータ入力作業に自信を持って取り組めています!

体調の波を素直に受け入れ、自分に優しいペースをつくることが合格への第一歩です。

学習のイメージが具体的になってきたら、次に確認しておきたいのが「費用」や「試験当日のサポート体制」のことです。

次の章では、実際の受検料の目安や配慮制度について詳しく解説します。


💰 事前に知って安心!資格の受検料と使えるサポート・配慮制度

資格を目指すにあたって、「受検料(試験代)ってどのくらいかかるんだろう?」「試験会場でパニックになったり体調を崩したりしないか不安……」という心配をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

ここでは、各資格の受検料の目安をはじめ、費用負担を減らすサポートや、障害のある方が安心して受験できる「合理的配慮制度」について分かりやすくまとめました。

💷 受験料の目安

資格名 受検料の目安
日本情報処理検定(ワープロ検定) 約1,800円(4級)〜3,300円(1級)程度
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト) 約10,780円(一般レベル・1科目)
ITパスポート 7,500円
秘書検定 約3,800円(3級)〜5,400円(2級)程度
登録販売者 約12,800円 〜 18,200円程度
色彩検定 約7,000円(3級)〜10,000円(2級)
メンタルヘルス・マネジメント検定(Ⅲ種) 約5,280円

受験料は目安です。実際にかかる金額は、あらかじめ主催元のHPなどでご確認ください。


📝 費用負担を大きく減らすためのポイント


✔ 事業所の「資格取得補助制度」を利用する

B型事業所によっては、資格取得を応援するための支援制度を設けているところがあります。

「合格した際に受検料を全額または一部キャッシュバックしてくれる」といったケースもありますので、まずは通っている事業所に確認してみましょう

✔ 自治体の「障害者資格取得支援給付金」などを調べる

お住まいの市区町村によっては、障害がある方の就労支援として、資格受検料を助成してくれる制度を実施している場合があります。

お住まいの地域の障害福祉課や、事業所の相談支援員に尋ねてみるのがおすすめです。

✔ 無料の学習ツールを賢く活用する

YouTubeの無料解説動画や、無料のWeb学習アプリ・過去問サイトを活用することで、受検料以外の余計な出費(テキスト代など)を最小限に抑えられます。


🤝 安心して受検できる!試験でのサポート体制(合理的配慮)

多くの検定・資格試験では、障害や病気のある方が安心して力を発揮できるよう、あらかじめ申請しておくことで「合理的配慮」を受けることができます。

✔ 主な配慮の例

試験時間の延長(体調チェックや回答に時間がかかる方向け)

問題用紙の工夫(拡大文字、点字問題用紙、マークシートの記入補助など)

車椅子対応の座席確保や段差の配慮

耳が聞こえにくい方への手話通訳・筆談対応

実際にどのような合理的配慮を受けられるのかは、事前に主催元にご確認ください。


申請にあたって障害者手帳の写しや医師の診断書が必要になる場合が多いため、申込み締切の1〜2ヶ月ほど前に余裕を持って準備を始めるのが大切です。

受検費用を抑える制度や、当日安心して試験を受けられる配慮制度を事前に確認しておくことで、不安を大きく減らすことができます。

障害があると取得できない資格はあるの?事前に知っておきたい適性基準


「障害や持病があると、取れない資格があったりしないかな……?」と気になる方もいらっしゃるかもしれません。

結論から言うと、大半の資格は障害があっても問題なくチャレンジできます!

ただし、一部の資格においてのみ、業務の安全性を守るための「適性基準」が設けられています

かつては特定の障害があることだけで一律に資格が取れないルールが存在しましたが、現在は法律が改正され、そうした一律の制限はほぼ廃止されています。

ただし、現在でも安全確保の観点から一部の資格で一定の基準が定められています。

知らずに勉強を始めてガッカリすることがないよう、概要をチェックしておきましょう。

分類 対象資格 内容
① 身体適性試験がある資格(運転・操縦・高所作業など) パイロット、電車の運転士、クレーン運転士、潜水士、大型・二種運転免許など 人命や安全に直接関わるため、視力・色覚・聴力・運動機能などに一定の数値基準が設けられています。
② 業務遂行能力が個別に判断される資格(医療・福祉・施術など) 医師、看護師、理学療法士、調理師、美容師など 法律上「心身の障害により業務を適正に行えるか」が確認されます。

ただし、車椅子で活躍する医師や、視覚障害を持つあん摩マッサージ指圧師の方も多くいらっしゃいます。

補助具の使用や配慮によって業務ができると判断されれば問題ありません。
③ 認知機能や判断力が確認される資格(警備・法律・狩猟など) 警備員、宅地建物取引士、行政書士、狩猟免許など 単に「障害者手帳を持っている」「メンタルヘルスの治療歴がある」という理由だけで断られるわけではありません。

医師の診断書などをもとに、業務に支障がないかが個別に慎重に判断されます。

※この記事のセクション2で紹介した7つの資格(MOS、秘書検定、登録販売者など)は、上記の適性制限には該当しないため、どなたでも安心してチャレンジしていただけます!

❓ よくある質問(FAQ)


資格取得を検討する中で、多くの方がふと感じる疑問や不安をQ&A形式でまとめました。

Q1. 勉強を始めても途中で挫折してしまいそうです。どうすればいいですか?
A. 「毎日できなくて当たり前」と考え、目標のハードルを極限まで下げてみましょう。

途中で休んでしまっても、それは「挫折」ではなく「必要な休憩」です。

例えば「テキストを1ページ読む」のが重いと感じたら、「本を開くだけ」「表紙を見るだけ」でもOKとしましょう。

また、事業所の支援員やご家族に「今週はここまでやる」と宣言し、一緒に進捗を確認してもらうのも挫折を防ぐ良い方法です。
Q2. 落ちてしまったら受検料が無駄になりそうで怖いです……
A. 「落ちても勉強した経験と知識は絶対に無駄にならない」と考え方をシフトしてみましょう。

資格試験は合否だけが全てではありません。

合格できなかったとしても、「試験に向けてコツコツ努力した」「計画を立てて取り組んだ」というプロセス自体が、ステップアップの面接で語れる立派な実績になります。

また、セクション5で紹介した事業所の補助金制度などを活用すれば、金銭的なリスクも軽減できます。
Q3. B型事業所に通いながら、事業所の作業時間中に勉強してもいいのですか?
A. 事業所の方針によって異なりますが、認められているケースもあります。

事業所によっては「就労準備プログラム」や「ステップアップ支援」として、作業時間の一部を資格学習にあてられる場合があります。

一方で、作業と勉強の時間を明確に分けている事業所もありますので、まずは支援員に「資格の勉強がしたいのですが、おすすめの時間帯や方法はありますか?」と相談してみてください
Q4. 難易度が高い資格の方が、就職には有利になりますか?
A. 必ずしもそうではありません。まずは「確実に手が届く難易度」から始めるのがベストです。

難易度の高い資格を狙うあまり、途中で体調を崩してしまっては本末転倒です。

企業やA型事業所が評価しているのは、資格の難易度以上に「自分の体調に合わせて継続して努力できる人か」「得た知識を実際の業務に活かせるか」という点です。

まずは合格しやすい初級(ワープロ検定4級や秘書検定3級など)からスタートし、成功体験を積むことをおすすめします

✨ まとめ:焦らず自分のペースで一歩踏み出してみよう!


B型事業所に通いながら資格取得を目指すことは、単に知識を身につけるだけでなく、自分の体調と上手に付き合いながら目標を達成する」という、これからの人生を支える大きな成功体験になります。

たとえ途中で体調を崩して立ち止まったとしても、決して焦る必要はありません。

自分に優しいペースで一歩一歩進めたプロセスそのものが、将来A型事業所や一般就労へステップアップする際の、あなただけの強力なアピールポイントになります。

「やってみたいかも」と思えるきっかけがあったなら、まずは以下の小さなアクションから始めてみませんか?
✅ 気になった資格のテキストや動画を「チラッと見てみる」
✅ 通っている事業所の支援員さんに「資格の勉強に興味がある」と一言伝えてみる
✅ 調子が良い日に「5分だけ」テキストを開いてみる
誰かと比べる必要は一切ありません。

ご自身のペースで踏み出した小さな一歩は、確実に明るい未来へとつながっています。

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