就労継続支援B型で内職を始めよう!自分に合う仕事探しガイド

就労継続支援B型事業所(以下B型事業所)は障害や難病などにより、一般企業への就職が難しい場合に、自立した生活を送るための支援を行う福祉サービスです。

その中で、内職という働き方が一つの選択肢として提供されています。

内職は、個々のペースで作業を進めることができ、体力に自信がない方や、人と関わることが得意でない方にも適しています。

体調やライフスタイルに合わせて、仕事を調整しながら働ける点も大きな魅力です。

就労継続支援B型事業所で作業する利用者

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内職にはどんな種類があるの?

就労継続支援B型事業所のさまざまな作業


内職にはさまざまな種類の作業があります。

B型事業所で行われる内職は、一般企業からの委託を受けて、製品の組み立てや包装、検品などを行う作業が一般的です。

内職の主な種類

手作業

部品の組み立て、袋詰め、シール貼り、検品など

  • 軽作業

梱包、箱詰め、仕分け、ピッキングなど

  • その他

手芸、縫製や編み物、アクセサリー作りなど、手先の器用さを活かせる作業

データ入力、書類整理、WEBデザインやSNSや動画編集などのパソコンを使用した作業

など

就労継続支援B型事業所支援員の女性

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内職の内容は多岐にわたるため、自分の得意分野を活かせる作業を選ぶことができます。

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※事業所によって内容や種類が異なります。

事前にどのような仕事があるのかを確認しておきましょう。

在宅で内職できるB型事業所もある?

就労継続支援B型事業所 悩む女性

コロナ禍以降、オンライン環境を活用して在宅での作業を可能にする事業所も出てきました。

内職的な作業(袋詰めや軽作業の一部)を自宅で行い、一定期間ごとに納品・報告する仕組みです。

ただし、以下のような条件が整っている必要があります

主な条件

  • 作業スペースの確保
  • 納期や報告の管理能力
  • 支援者(家族やヘルパーなど)の協力体制
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※在宅での内職を希望する場合は、事前に事業所に確認し、対応可能かどうかを相談しましょう。

内職のメリットデメリットとは?

考える男女

【メリット】

無理のないペースで働ける

B型事業所では、利用者の方の体調や障害特性に合わせて、働く時間や作業量を柔軟に調整でき、安心して通所が可能です。

自宅での作業が可能

通勤のストレスがなく、家で作業ができるため、生活とのバランスが取りやすいです。

③社会参加・リズムの安定に繋がる

内職作業を通じて、生活リズムの安定や、社会との接点を持つきっかけになります。

家にこもりがちな方にとっては、「居場所」としての役割も果たします。

スキルアップのチャンス

様々な作業に挑戦しながら新しいスキルを身につけることができます。

支援が受けられる

B型事業所では、スタッフの方がサポートしてくれるため、作業の進め方や困ったこと、不安なこと、問題があった際の相談ができ、安心して働くことができます。

⑥工賃が支給される

B型事業所では、仕事の成果に応じて工賃が支払われます。
少額でも、自身の力で得た報酬は自信に繋がり、経済的な自立の一歩につながります。

就労継続支援b型事業所で工賃を受け取る利用者の女性と男性

一方で、内職にはいくつかのデメリットもあります。

【デメリット】

収入が不安定

内職は工賃が低い場合があるため、安定した収入を得ることが難しいことがあります。

参考リンク(外部リンク)

平均工賃(賃金)月額の実績について|厚生労働省

就労継続支援B型で工賃アップを目指す!高い工賃を実現する方法と課題

社会的孤立感

自宅で内職をする場合、他の人とコミュニケーションを取る機会が少なくなるため、社会的な孤立感を感じることがあり、精神的な負担がかかることもあります。

仕事量の変動

内職は仕事の依頼状況によって作業量が変動するため、安定して仕事があるとは限りません。

作業が単調

内職の仕事は、同じ作業を繰り返すことが多いため、単調で退屈に感じることがあります。

このため、人によっては、モチベーションを維持することが難しい場合もあります。

作業をする支援員と利用者
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事業所によっては、施設内での作業のみ、または内職自体を行っていない場合もあります。

そのため、内職を希望される場合は、事前に事業所に、内職の有無、種類、条件などを確認することが重要です。


内職はどう探したらいい?

パソコン作業をする女性

B型事業所での内職の仕事を探す方法をご紹介します。

就労継続支援B型事業所

多くの事業所が内職の仕事を提供しており、相談を受けて自分に合った作業を見つけることができます。

興味のある施設が見つかった場合、施設の見学や面談を受けることができます。

そこで自分の希望やスキルに合った内職の仕事を提案してもらえます。

●ハローワーク

ハローワークでは内職の求人情報が提供されており、適切な仕事を紹介してもらえます。

障害者専用の就業支援を行っている窓口がある場合もあり、職業相談で自分の希望や条件に適した内職の情報を提供してもらえることもあります。

インターネット

障害を抱える方向けの求人サイトや内職専門の求人サイトでも内職の求人情報を検索することができます。

就労継続支援B型事業所一覧 - 障がい者就労支援情報~全国版~(外部リンク)

●地域の福祉団体やNPO法人

地域には、障害者の就労支援を行っている福祉団体やNPO(営利目的ではない)法人があり、これらの団体は、地域の企業や施設と連携して内職や軽作業の仕事を紹介していることもあります。

自分の条件や希望に合った仕事を見つけるために、これらの方法を試してみると良いでしょう。


内職を行う際の5つの注意点


就労継続支援B型で内職を行う際には、いくつかの注意点があります。

以下の注意点を確認しておきましょう。

自分に合った仕事を選ぶ

体力やスキルに無理のない範囲で仕事を選び、体調に合わせて作業を行うことが重要です。

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②作業環境を整える

内職の作業には細かい作業や集中力が求められることが多いため、作業環境を整えることが大切です。

③仕事の内容や方法について確認する

内職の仕事にはさまざまな種類があり、仕事内容や手順が異なります。

作業を始める前に、しっかりと確認をしておきましょう。


④安全に作業を行う

作業中にケガをしないよう、安全対策をしっかり行い、作業に取り組みましょう。


⑤スタッフとのコミュニケーションを積極的に

困ったときや悩みがあるときには、積極的にコミュニケーションを取ることが重要です。

分からないことがあれば、すぐにスタッフの方に相談しましょう。

就労継続支援B型事業所の支援員の女性と男性

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【まとめ】  

就労継続支援B型事業所での内職作業は

「働くことに慣れたい」

「自分のペースで社会参加したい」

という方にとって理想的な環境です。

単純作業から始めて自信をつけ、将来的には一般就労やA型事業所、在宅ワークなどへステップアップする道もあります。

まずは情報収集から始め、見学や体験を通じて「自分に合ったB型事業所」を見つけてみましょう。

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就労継続支援B型対象者のための支援内容と利用手続きガイド

内職

参考リンク(外部リンク)

障害のある方に対する相談支援について:厚生労働省

手を振る様々な男女

笑店グループの就労継続支援B型事業所は、就労継続支援の制度や特徴、利用の対象となる方、そして利用にあたってのご質問など、皆さまにとって役立つ情報を紹介しております。

お仕事内容にもよりますが、在宅ワークも可能!

なお、当事業所では、在宅での内職業務は行っておりません。

パソコンやスマートフォンを使ったお仕事を中心に、多様なお仕事をご用意しています。

笑店グループの就労継続支援B型事業所でのお仕事内容についてはこちらをご覧ください。

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