就労継続支援B型とは?アルバイトとの両立はできる?初心者向けに徹底解説!

「就労継続支援B型ってどんな制度?」

「アルバイトは一緒にできるの?」

──このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

就労継続支援B型(以下、B型事業所)は、障害や病気などの理由で一般企業で働くことが難しい方に対して、仕事を通じた訓練や社会参加の機会を提供する福祉サービスです。

通所型の支援でありながら、雇用契約は結ばず、自分のペースで働けることから「無理なく働きたい」という方に選ばれています。

また最近では、「B型を利用しながら少しだけアルバイトもしたい」「生活費の足しに副収入がほしい」と考える方も増えてきました。

そこで本記事では、以下の内容をわかりやすくご紹介します。

  • B型事業所の基本的な仕組みと対象者
  • B型とアルバイトの両立は可能か?
  • 実際の事例・注意点・メリット・デメリット
  • よくある質問(FAQ)
  • まとめ

就労継続支援B型とは?制度の基本を解説

就労継続支援B型事業所

就労継続支援B型(以下B型事業所)は、障害や難病などにより一般企業での就労が難しい方が、働く場所や訓練の機会を得られる福祉サービスを提供する事業所です。

通所型の支援でありながら、雇用契約は結ばず、自分のペースで働けることから「無理なく働きたい」という方に選ばれています。

■ 対象者

  • 精神障害・知的障害・身体障害、難病などがあり、一般就労が困難な方
  • 就労移行支援などを経ても、すぐには一般企業で働くのが難しい方
  • 年齢や体力、体調の問題から継続的な雇用がむずかしい方

■ 主な特徴

  • 雇用契約を結ばない「非雇用型」の就労支援
  • 利用者は工賃(作業に応じた報酬)を得ながら作業訓練が可能
  • 週1日〜でも通所ができ、自分の体調に合わせた働き方が選べる

こうした特徴から、無理なく「社会とつながりたい」と考える方の大きな支えになっています。

📝B型事業所について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

就労継続支援B型対象者のための支援内容と利用手続きガイド

障害者手帳がなくても大丈夫?就労継続支援B型で働くための条件

B型事業所とアルバイトの両立はできる?

就労継続支援B型事業所考える女性と男性

「B型事業所を利用しながら、アルバイトもしたい」と考える方は少なくありません。

B型事業所は、一般企業での継続的な就労が難しい方を対象とした支援サービスのため、厚生労働省の見解では原則としてアルバイトとの併用は想定されていません。

しかし、事業所と行政の許可を得ていればアルバイトとの併用が例外的に認められるケースもあります。

ケースの一例

トライアル雇用中の施設外支援

一般企業のトライアル雇用中に、B型事業所を利用し、必要な支援を受けることは、事業所や利用者の状況によっては可能な場合があります。

●一般就労中(非常勤)、就労を行わない日の日中活動サービス利用

一部の地域や事業所では、一般企業で非常勤で働いている場合でも、B型事業所を利用できる場合があります。

●市町村の判断により、一般就労中の利用が認められているケース

各市町村の判断により、一定の条件のもとで一般就労しながらB型事業所を利用できる場合があります。

就労継続支援B型事業所 スキルアップを目指す男性

📝参考外部リンク

障害者の就労支援について/厚生労働省


アルバイトと併用する場合のメリットとデメリット

指をさす男性

【メリット】

収入の増加

アルバイト収入は、生活費の足しになるだけでなく、将来のための貯蓄や趣味に使えるお金が増えるなど、経済的なゆとりにもつながります。

社会経験の拡大

様々な職場での経験は、コミュニケーション能力やビジネスマナーなど、社会性を身につける上で貴重な機会となります。

関連記事はこちらから

就労継続支援B型事業所で学ぶビジネスマナー:社会参加への第一歩

障害と向き合いながら就職を目指す方法!支援制度の活用と成功のポイント

自信や達成感の向上

働くことは、自己肯定感を高め、自信に繋がります。目標を達成したり、人に感謝されたりすることで、充実感を得られます。

スキルアップ

アルバイトを通して、様々なスキルや知識を習得することがでるため、将来の就職にも役立ちます。

【デメリット】

B型事業所の利用目的とのズレ

アルバイトに集中しすぎて、B型事業所での訓練や活動がおろそかになってしまう可能性があります。

●サービスの利用制限

アルバイトとの併用が認められても、B型事業所で利用できるサービスが制限される場合があります。

●心身の健康への影響

アルバイトとB型事業所の両立は、心身に過度の負担がかかり、体調を崩してしまう可能性があります。

ストレス、睡眠不足など心身の健康に影響を及ぼす可能性があります。

特に長時間労働や体力を要する仕事は、体調に負担をかけるため慎重に選ぶ必要があります。

就労継続支援B型事業所 支援員と女性

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就労継続支援A型とB型徹底比較!あなたに合った働き方を見つけよう!

自信を持って働ける場所を見つけよう!B型事業所選びのポイント解説

就労継続支援B型を利用するメリットとは?自分らしい働き方を実現する方法

B型事業所とアルバイトの併用は、メリットとデメリットを理解した上で、慎重に検討する必要があります。

ご自身の状況や目標、体調などを考慮し、B型事業所のスタッフや家族とも相談しながら、最適な選択をしましょう。

B型事業所とアルバイトを両立する際の5つの注意点

就労継続支援B型事業所 注意点

①事業所の判断

必ず利用しているB型事業所に相談し、併用が可能かどうかを確認しましょう。

B型事業所は、利用者の状況や目標に合わせて支援計画を作成します。

アルバイトとの併用が、利用者の成長や自立に繋がると判断されれば、許可される可能性があります。

勝手に始めるのではなく、事業所としっかり連携することが大切です。

②地域のルール

市町村の判断により、一般就労中の利用が認められるかどうかは、地域や事業所によって異なります。

地域の福祉事務所や障害福祉課などに問い合わせ、具体的なルールや条件を確認しましょう。

③目的

アルバイトを併用する目的を明確にし、B型事業所の利用と両立できるかどうかを慎重に検討しましょう。

目的の例

  • 一般企業への就労に向けたステップアップ
  • 就労時間の延長や体力向上
  • 生活費を増やす

④体調管理と働きすぎに注意

B型事業所では、無理のない作業を前提としている一方、アルバイトは一定の責任と負担が伴います。

無理なシフトを組んでしまうと、体調悪化につながり、B型事業所の通所に支障が出るケースも少なくありません。

「休む勇気」や「自分の限界を知ること」も、両立には欠かせないスキルです。

⑤収入と各種制度の関係も要確認

アルバイト収入が増えると、以下のような制度面にも影響を与えることがあります。

主な影響

  • 障害年金・生活保護などの支給額が変動
  • 世帯収入の増加により医療費や保険料の負担が変わる
  • 課税対象となる可能性

一時的な収入アップが、長期的な負担増にならないよう、支援者や専門機関への事前相談が安心です

Warning

※市町村の判断により、一般就労中の利用が認められるかどうかは、地域や事業所によって異なります。

両立には配慮が必要ですが、「就労継続支援B型 × アルバイト」の組み合わせは、将来の自立や一般就労への一歩として非常に有効な選択肢です。

焦らず、着実に、自分に合った働き方を見つけましょう。


まとめ:自分らしい働き方を大切に

B型事業所とアルバイトの両立は、将来のステップアップに向けた選択肢の一つです。

ただし、無理のない働き方や制度とのバランスを意識することが大切です。

疑問がある場合は一人で悩まず、事業所のスタッフや相談支援専門員、市区町村の窓口に相談してみましょう。

あなたにとって最適な働き方が、きっと見つかるはずです。

「就労継続支援B型 × アルバイト」の選択が、より良い生活や社会参加の一歩となるよう、応援しています。

よくある質問(FAQ)

B型事業所の通所日数を減らして、アルバイトの時間を増やすことはできますか?

可能です。
通所日数の調整は、本人の体調やライフスタイルに合わせて柔軟に対応できます。ただし、通所日数が減ると支給決定内容に影響する可能性もあるため、事業所や支援者とよく相談しましょう。

アルバイトをする場合、事業所に報告する必要はありますか?

はい、必ず報告しましょう。
B型事業所は、利用者の生活や就労全体を支援する役割を持っています。アルバイトとの両立について事前に相談しておけば、スケジュール調整や健康面のアドバイスなども受けられます。

アルバイトがつらくなったときはどうすればいい?

無理せず立ち止まりましょう。
体調や気持ちに負担を感じたら、すぐに事業所の職員や支援者に相談してください。福祉サービスは「無理をしない働き方」を支えるためのものです。自分のペースで働くことが最も大切です。

就労継続支援B型事業所の笑店グループで働く障がいを持つ仲間たち

📝 参考リンク(外部)

京都市の就労継続支援B型事業所

就労継続支援B型事業所一覧 – 障がい者就労支援情報~全国版~

ふじのもり笑店のロゴマーク

京都市伏見区にお住まいの皆様へ。

就労継続支援B型事業所「ふじのもり笑店」は、「自分らしく働きたい」という気持ちを大切にする、あなたのための場所です。

就労継続支援の制度や特徴はもちろん、利用の対象となる方、そして利用にあたっての疑問など、皆様にとって役立つ情報を丁寧にご紹介しております。

「まずは少しずつ」「自分のペースで続けたい」

そんな思いをお持ちの京都市伏見区の皆様にも、安心して通っていただける温かい環境をご用意しています。利用者様一人ひとりの「やってみたい」を尊重し、それぞれのペースに合わせた働き方をサポートいたします。

対象となる方について

京都市伏見区にお住まいで、知的障害、精神障害、身体障害、発達障害などをお持ちの方で、一般企業での就労に不安がある方、または就労移行支援事業などを利用したが就労に結びつかなかった方などが対象となります。

対象となる方について

お仕事内容について

京都市伏見区の「ふじのもり笑店」では、利用者様の多様なニーズに合わせて、パソコンやスマートフォンを使った様々なお仕事をご用意しています。ご自身のスキルや興味に合わせて、無理なく取り組める作業がきっと見つかります。

お仕事内容のご紹介

在宅ワークも可能!

お仕事内容によっては、ご自宅にいながら働く「在宅ワーク」も可能です。

通所が難しい方でも、社会との繋がりを持ちながら、ご自身のペースで働くことができます。


※当事業所では内職の在宅は行っておりません。

「もしかしたら、自分にもできるかも!」

そう感じたら、まずはお気軽にお問い合わせください。

あなたが「自分らしく働ける」ためのサポートがここにあります。

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