就労継続支援B型事業所はどんな人が対象?自分に合った支援を見つけよう!
就労継続支援B型事業所とは

就労継続支援B型事業所(以下B型事業所)は、障害や難病がある方が一般企業での就労が難しい場合に、自分のペースで働ける場所を提供し、社会参加を促進、サポートを目的とした福祉サービスです。
A型と異なり、雇用契約を結ばない点が大きな特徴であり、雇用主との直接的な雇用関係はなく、工賃として報酬が支払われます。

「就労継続支援B型って、どんな人が利用できるの?」
「自分も対象になるのかな?」
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、B型事業所が対象としている人の特徴や利用条件を、わかりやすく解説します。
また、実際の支援内容や利用するメリットについてもご紹介しますので、「働きたいけど不安がある」という方は、ぜひ参考にしてください。

B型事業所の主な目的
- 働く喜びや達成感を得る
- 社会とのつながりを保つ
- 生活リズムを整える
- 工賃を得て経済的な自立を目指す
- 将来的な一般就労へのステップとする
「B型事業所はどんな人が利用できるの?」
「自分も対象になるのかな?」
多くの方が抱く疑問にお答えするために、B型事業所の主な対象者と利用条件を詳しく解説します。

主な対象者の条件は、以下のとおりです。
●一般企業での就職が難しい方
精神障害、発達障害、知的障害、身体障害、難病等などの障害や病気をお持ちの方で、様々な理由で一般企業での就労が難しいと判断された方が対象となります。
及び以下のいずれかに該当すること
●就労経験があり、年齢や体力的な理由で一般就労が難しくなった方
●50歳以上または障害基礎年金1級を受給している方
●就労移行支援等でアセスメントを受けた方
【アセスメント】
対象者や家族にヒアリングをし、対象者の健康や生活状況について情報収集することを指し、今後のサポート方法を検討します。


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対象となる主な障害の種類
B型事業所の対象となる障害の種類は、多岐にわたります。
■精神障害
統合失調症、うつ病、パニック障害、双極性障害、不安障害、発達障害など
■知的障害
知的発達症など
■身体障害
肢体不自由、視覚障害、聴覚障害、内部障害(心臓機能障害、呼吸器機能障害、腎臓機能障害)など
■難病
パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、多発性硬化症など
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就労継続支援A型事業所との違い

就労継続支援にはA型とB型があり、主な違いは以下の通りです。
項目 | 就労継続支援A型 | 就労継続支援B型 |
---|---|---|
雇用契約 | あり(最低賃金が保障される) | なし(雇用契約を結ばない) |
対象者 | 比較的就労意欲や能力の高い方 | 比較的体力や時間に不安のある方、マイペースで働きたい方 |
作業内容 | 一般企業に近い、比較的責任のある作業が多い | 軽作業、内職、創作活動など、多様な作業 |
工賃(賃金) | 最低賃金以上 | 生産活動に応じた工賃(賃金ではない) |
ご自身の状況や希望に合わせて、どちらの事業所が適しているか検討することが大切です。
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利用条件について

B型事業所を利用するには、以下の条件を満たす必要があります。
①障害者総合支援法(外部リンク)に基づく受給者証を持っていること

②B型事業所の利用が適切であると判断されること
詳しい利用条件についてはこちらから
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B型事業所の7つのメリット

B型事業所を利用することには、働く機会を得るだけでなく、様々なメリットがあります。
①自分のペースで働ける安心感
体調や体力に合わせて、無理なく働くことができるため、「続けられるか不安」という方も安心してスタートできます。
②社会とのつながりや居場所ができる
他の利用者やスタッフとの交流を通じて、社会とのつながりを感じることができ、孤立感を解消し、新たな居場所を見つけることができます。
③達成感や自己肯定感の向上
作業を通じて成果を出すことで、達成感を得られ、自己肯定感が高まります。「自分にもできることがある」という自信を持つことは、社会生活を送る上で非常に重要です。
④生活リズムの安定と健康維持
規則的な通所は、生活リズムを整え、心身の健康維持につながります。
⑤経済的な自立への第一歩
工賃を得ることで、経済的な自立に向けた一歩を踏み出すことができます。
⑥将来の可能性を広げる
B型事業所での経験は、将来的な一般就労や、他の福祉サービスへの移行など、新たな可能性を広げるきっかけとなります。
⑦専門的なサポートを受けられる
障害や福祉に関する専門知識を持つスタッフから、様々なサポートを受けることができます。
が広がります。
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B型事業所を利用する際の注意点とは?

就労継続支援B型を利用する際は、いくつかの注意点を理解しておくことが重要です。
●工賃としての報酬
雇用契約を結ばないため、給与の代わりに工賃が支払われます。
工賃は一般的に最低賃金保証がなく、成果物やサービスに対して支払われ、事業所や作業内容によって異なります。
工賃の金額や支払い方法などは事業所によって異なります。
●社会保険の加入
社会保険への加入については事業所によって異なるため、事前に確認が必要です。
●就業時間や作業内容の制限
利用者が無理なく働ける環境を提供しますが、身体的・精神的な状況により作業内容や就業時間に制限がある場合もあります。
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B型事業所の利用を検討し始めた方が、安心して利用を開始できるよう、一般的な手続きの流れを解説します。
①相談
まずはお住まいの自治体の障害福祉窓口や、地域の相談支援事業所にご相談ください。
↓
②見学・体験
興味のあるB型事業所を見学したり、体験利用をしてみましょう。
↓
③申請
体験利用を通して「ここで働きたい」と思える事業所が見つかったら、自治体の障害福祉窓口に利用申請を行います。
申請には、医師の診断書や障害者手帳(お持ちの場合)、その他必要な書類を提出します。
↓
④支給決定
自治体による審査が行われ、B型事業の利用が適切と判断されると、障害福祉サービス受給者証が交付されます。
↓
⑤利用開始
受給者証が交付されたら、利用したいB型事業所と利用契約を結びます。
その後、事業所のスタッフと一緒に、ご自身の目標や希望に合わせた個別支援計画を作成します。
個別支援計画に基づき、B型事業所の利用が開始となります。

詳しい利用方法についてはこちらをご覧ください。
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【完全ガイド】就労継続支援B型の利用方法|必要書類・手続きの全ステップ
まとめ:一歩踏み出す勇気を
就労継続支援B型事業所は、障害や難病のある方が、それぞれのペースで社会参加を実現するための大切な場所です。
働く喜びや社会とのつながり、そして経済的な自立への第一歩を踏み出すことができます。

「自分には無理かもしれない…」
と諦めてしまう前に、まずは地域の障害福祉窓口やB型事業所に相談してみてください。
自身の「働きたい」という気持ちを大切に、一歩踏み出す勇気を持ってください。
B型事業所では、あなたの新たなスタートを全力でサポートしてくれます。

参考リンク(外部リンク)
就労継続支援B型事業所一覧 - 障がい者就労支援情報~全国版~
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