就労継続支援B型をもっと自由に!在宅勤務で叶える新しい働き方
新型コロナウイルスが流行して以降「在宅ワーク」という働き方は身近なものとなりました。
昨今では在宅ワークを導入している就労継続支援B型事業所も通所型ではなく、自宅での作業に取り組む”在宅ワーク”が注目されています。
これにより、自宅で効率的に作業を進めながらも支援が受けられます。

「在宅で利用するにはどうすればいいの?」
「在宅ではどのような支援を受けられるの?メリットやデメリットが知りたい」
「在宅で働くって、どんな感じなんだろう?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな就労継続支援B型事業所の在宅について分かりやすくお伝えします。
就労継続支援B型事業所とは

就労継続支援B型事業所(以下B型事業所)は、障害者総合支援法(外部リンク)に基づく障害福祉サービスの一つで、障害や難病のある方が、一般企業への就職が困難な場合に、働く機会や訓練を提供する施設です。
関連記事はこちら
👇
就労継続支援B型はどんな人が対象?自分に合った支援を見つけよう!
在宅でB型事業所を利用するには

●地域のB型事業所を探す
地域の障害者福祉サービスの窓口やインターネットで検索してみましょう。
(例えば「地域名+就労継続支援B型」で検索)
在宅での支援を行っているか、事前に確認することが大切です。
参考リンク(外部リンク)
就労継続支援B型事業所一覧 - 障がい者就労支援情報~全国版~
●事業所へ相談する
事業所へ問い合わせ、在宅での利用が可能か、どのような支援を受けられるかなどを相談しましょう。
事業所によっては、自宅訪問をしてくれるところもあります。
●利用契約を結ぶ
利用契約書の内容をよく確認し、同意の上で契約を結びましょう。

関連記事はこちら
👇
~新しい一歩を踏み出すあなたへ~就労継続支援B型事業所ってどんなところ?
在宅勤務が向いている方

以下に当てはまる方は、在宅勤務の選択肢を考えてみると良いでしょう。
●人混みが苦手
人混みや人間関係、通勤によるストレスは多くの人にとって大きな負担ですが、在宅勤務はこれらの問題を解決する有効な手段となります。
自宅という安心できる環境で働くことは、心身の負担軽減に繋がります。
●体調が不安定な方
体調が不安定な方にとって、在宅勤務は安心できる働き方です。
体調に合わせて休憩や作業時間の調整ができ、通院や療養とも両立しやすく、感染症のリスクも軽減できます。
ストレス軽減、安心感、柔軟性、自己管理の向上といったメリットもあります。
●家庭の事情で外出が難しい方
育児や介護など家庭の事情で外出が難しい方にとって、在宅勤務は時間や場所に縛られず働ける安心の選択肢です。
通勤時間の削減や自宅というリラックスできる環境で、仕事と家庭の両立を支援します。
在宅勤務における作業内容

在宅でできる作業はさまざまですが、大きく分けて以下の2つのカテゴリーがあります。
【IT系・パソコンを使った作業】
- エクセルやワードを使用したデータ入力
- 簡単なデザインやグラフィック制作
- WEBサイトの更新やSNS・ブログ運営
など
関連記事はこちらから
👇
就労継続支援B型×デザイン!スキルを活かし社会参加する方法とは?
B型事業所があなたの才能を磨く!パンフレット作成でスキルアップ

【軽作業や内職】
- 商品の組み立てや検品
- 梱包作業
- チラシや広告物のセット作業
- 検品作業
など
※ただし、事業所によって在宅での作業内容や種類などは異なりますので、確認しましょう。

関連記事はこちら
👇
【就労継続支援B型】仕事探しのお悩みを解決!あなたに合った働き方を見つける方法
在宅でB型事業所を利用するメリット・デメリット

【メリット】
在宅でB型事業所を利用することは、利用者の方にとって多くのメリットをもたらします。
●自分のペースで働ける
自身のペースで作業を進められます。
また、集中しやすい環境で、周囲の音や視線を気にせず作業に集中でき、プレッシャーが軽減され、リラックスして作業に取り組めます。
●体調に合わせた働き方
体調が優れない時は無理せず休憩したり、作業を中断したりすることができ、通院や療養が必要な方でも治療と仕事の両立がしやすくなり、心身の状態に合わせて作業に取り組めます。
●家庭や育児との両立
在宅勤務では、家事や育児の合間に自分のペースで仕事を進められ、通勤時間の削減により家族との時間や自分のための時間が増えます。
また、小さなお子さんを育てながらでも社会との繋がりを保ち、家事や育児と仕事を無理なくバランスをとりながら仕事を進めることができます。
●通所の負担がない
在宅勤務では、通所による移動の負担が軽減され体力を温存できるだけでなく、通所準備や交通機関の混雑などによるストレスからも解放されます。
また、通所時間の削減により、睡眠時間や休息時間を確保することもできます。
●好きな場所で作業ができる
在宅勤務では、自宅の好きな場所でリラックスした状態で作業に取り組むことができ、慣れた環境で、作業に取り組むことができます。
【デメリット】
在宅でB型事業所を利用することは多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。
●孤独感
在宅勤務では、他の利用者やスタッフとの交流機会が減ることで孤独感を感じやすくなり、相談相手が少なく孤独感を感じやすくなります。
●モチベーションの維持
在宅勤務では、周囲の誘惑が多く集中力の維持が難しく、仕事とプライベートの境界線が曖昧になり時間管理が難しくなることがあります。
また、目標設定や進捗管理が難しく、モチベーションを維持しにくいという側面もあります。
●サポート体制
在宅勤務では、通所と比べてスタッフからの支援を受けにくく、相談しにくい状況になりがちです。
また、事業所からの情報伝達が遅れたり、十分に伝わらないこともあります。
●作業環境
在宅勤務では、作業環境として自宅の環境が作業に適しているか事前に確認する必要があり、必要な設備が揃っていない場合もあります。
また、家族に在宅での作業について理解と協力を得ることが重要です。

在宅勤務を導入する際の3つの注意点

在宅勤務を開始する際には、いくつかの注意点を確認しておく必要があります。
事業所によって方針が異なるため、事前に確認が重要です。
①事業所の対応を確認する
すべてのB型事業所で在宅勤務が可能ではないため、事業所に確認しましょう。
利用にあたっては、事前に事業所に確認し、制度の内容や条件、サポート体制などをしっかりと把握しておくことが大切です。
➁規則を守る
在宅勤務でも、事業所が定める勤務時間を守ることが大切です。
労働時間管理は重要であり、始業・終業時刻を記録し、事業所に報告しましょう。
③連絡を適切に取る
報告・連絡・相談は、在宅勤務におけるコミュニケーションの基本です。
在宅勤務では、作業中に困ったことや分からないことがあれば、すぐに事業所に相談することが大切です。
早期に問題を解決することで、作業の遅延を防ぎ、スムーズな進行に繋がります。

【まとめ】
就労継続支援B型における在宅は、様々な事情を抱える人にとって、働きやすい選択肢の一つです。
就労継続支援B型を在宅で利用することで、ご自身のペースで働き、家庭との両立も目指すことができます。
ご紹介したメリット、デメリットを参考に、まずは、地域のB型事業所へ相談し、ご自身に合った最適な働き方を見つけていきましょう!
就労継続支援B型事業所一覧 - 障がい者就労支援情報~全国版~(外部リンク)

笑店グループの就労継続支援B型事業所は、就労継続支援の制度や特徴、利用の対象となる方、そして利用にあたってのご質問など、皆さまにとって役立つ情報を紹介しております。

今まで培ってきたスキルを活かして活躍される方もいれば、スキルアップのために未経験でチャレンジされる方もいらっしゃいます。
さまざまなお仕事があるので、きっとあなたに合ったお仕事が見つかるはず!
どんなことでもお気軽にご相談ください。
スタッフが一人ひとり丁寧に対応させていただきます。


